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コパイロツトが「ナレッジマネジメント」に取り組み続ける3つの理由

ナレッジマネジメントとは?

コパイロツトは全社員数12人のうち、3人のメンバーがナレッジマネジメントチーム(通称:KMチーム)と呼ばれるチームに在籍しています。

KMチームの仕事内容を説明するのはなかなか至難の技なのですが、今後「ナレッジマネジメントとは何か」「なぜ、ナレッジマネジメントを行うのか」という視点や、弊社のナレッジマネジメント実践の報告をこのブログでお伝えしていければと思っています。

 

さて、そもそも「ナレッジマネジメント」とは、どのようなものでしょうか。

Wikipediaには以下のように書かれています。

ナレッジマネジメント(英語: knowledge management)とは、企業経営における管理領域のひとつ。生産管理、販売管理(マーケティング)、財務管理、人的資源管理、情報管理に続く第6の管理領域。個人のもつ暗黙知を形式知に変換することにより、知識の共有化、明確化を図り、作業の効率化や新発見を容易にしようとする企業マネジメント上の手法。組織によって創造される知識は集合知と呼ばれ、そのマネジメント手法に注目が集まっている。

定義がなかなか難しいですが、簡単に解釈すると「個人の知識・気づきなどの暗黙知をしっかりと形式知に変換して、全社の共有資産として活用していきましょう」ということになるかと思っています。

ナレッジマネジメントの生みの親である一橋大学の名誉教授の野中郁次郎先生の「知識創造産業」「知識創造の方法論」などの著書は大変有名で、ハーバードビジネスレビューに掲載されたり、現在でも多くの論文に引用されています。

 

コパイロツトが取り組む理由

弊社がナレッジマネジメントに取り組むのには、以下の3つの理由があります。

 

1)既存のKM理論を現在の技術と合わせて実践することでアップデートしたい

2)チームや組織である意味や価値を最大化するため

3)各メンバーが目の前の作業のみではなく、気づきやプロセスを意識するメタな視点を持つようになり自身の成長を促すため

 

1)既存のKM理論を現在の技術と合わせて実践することでアップデートしたい

KMチームでは野中先生の著書を読みナレッジマネジメントの基本的な理論を学んだり議論したりします。しかしそれ以上に、実践することを心がけています。

なぜなら自分たちは学者ではないので、研究することより実践してフィードバックする方が価値を出せるからです。

また、著書発刊当時と現代を比べると、テクノロジーやツールや理論がとんでもなく変わっています。なので、弊社では色々な作業ツール(Google AppsやTrelloなどその他諸々)や理論(リーン方式など)を組み合わせながら、とにかく実践することを心がけています。小さな組織だからこそ自分たちを実験対象として色々な実践を試すことができるのです。

 

2)チームや組織である意味や価値を最大化するため

政府の働き方改革などの流れを横目に年々フリーランスの比率は高まり、会社に属する必要性は低くなっています。保険や年金などの福利厚生の観点も会社の価値のひとつですが、組織の最も価値があることのひとつは、組織内で人々が色々なことを共有でき、それを組織の資産としてスケールの大きいことに投資できることだと考えています。

また、自分自身の知見を共有することはコミュニケーションのきっかけとなるので、チーム力も高まり、組織に良い循環が生まれて、企業文化にも良い影響を及ぼすことも期待しています。

 

3)作業のみではなく、プロセスを意識するメタな視点を持つようになることで各メンバーの成長を加速させるため

私自身もそうですが、忙しくなると目の前の作業に夢中になってしまいます。しかしそれを繰り返しても、作業を効率化することや周りに共有できるような方法論に昇華させることはできません。

作業の効率化や方法論を作り出すには、プロセスにも焦点を当てて、抽象的に思考して、構造化して理解をしなければいけません。

そこで「誰かに共有すること」を前提に作業に取り組むことで、強制力が働き、作業中でもきちんとアイデアに気付いたり、自分の行動の癖やプロジェクトのパターンを俯瞰して理解することが習慣化されると考えています。

自分の行動やプロジェクトのパターンを認識することができれば、強みを活かしたり、弱みを改善することも容易になります。

 

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以上がコパイロツトがナレッジマネジメントに取り組み続ける理由です。

かれこれ3年近く挑戦と失敗を重ねていますが、日々ナレッジマネジメントの効果を感じていますし、続けることで組織としても大きく力を発揮すると思っています。

 

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次回の更新もお楽しみに!

 

<おまけ> 

KMチーム御用達の野中郁次郎先生の著書3冊

知識創造企業

知識創造企業

 
知識創造の方法論―ナレッジワーカーの作法

知識創造の方法論―ナレッジワーカーの作法

 
知識経営のすすめ―ナレッジマネジメントとその時代 (ちくま新書)

知識経営のすすめ―ナレッジマネジメントとその時代 (ちくま新書)

 

 

ブログ書いてて見つけたのですが、海外にはKMワールドというサイトもあるようです。面白い!

www.kmworld.com

 

 

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