米山 知宏
新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの働き方を大きく変えようとしています。 空間を共にしながら働くという前提は崩れ、離れた場所から仕事をしていくというスタイルが新たな前提となりつつあります。 この前提の変化は、短期的には「オンラインでミー…
Web会議のファシリテーションについての連載記事の3つ目は、「会議時〜会議後編」になります。 連載1つ目の「考え方編」ではWeb会議をファシリテーションする際のポイントについて、2つ目の記事ではWeb会議の準備について書いてきましたが、この記事では、「…
Web会議のファシリテーションについての連載記事の2つ目は、「会議準備編」になります。 連載1つ目の「考え方編」では、Web会議をファシリテーションする際の4つのポイントについて書いてみましたが、この記事では、Web会議を開催する前の「準備」について、…
コロナウィルスの感染防止のために、Web会議を活用するケースも増えていると思います。Web会議は、どこからでも会議に参加できる大変便利な道具ですが、反応のわかりづらさであったり、環境によっては対面ほどには音声がクリアに聞こえないという問題もあり…
一般的に、「議事録」というものは実に可愛そうな扱いをされているように思う。 議事録を書かなければならない人にとっては面倒くさい作業で、議事録を読む側もさらっと目は通すものの、それほどのありがたみを感じていない。 しかし、本来、議事録は創造性…
「美しい答えを得られるのは、いつも美しい質問のできる人である」 アメリカの詩人E・E・カミングスが語ったこの言葉に代表されるように、「問い」の重要性は多くの人によって指摘されてきました。 アインシュタインも、「ある問題を解決に1時間を与えられた…
コパイロツトでは、会議を行う際に「アジェンダ」を明確にすることを非常に重視しています。アジェンダとは一言で言えば「議題」ということになりますが、具体的には「目的」「議論の進め方」「完了条件」などで構成されるべきもので、これらが明確になって…
最近とてもハマってしまった漫画があります。 それは、「ジャイアント・キリング」というサッカーを題材にしたものです。私がサッカー好きということもありますが、何より、チームの力をどう引き出していくかという点でとても参考になる作品だと感じています…
コパイロツトでは、ホラクラシーを導入して組織運営を行っていますが、日々、組織を改善していく仕組みがあることの価値を痛感しています。 組織構造に対して違和感や課題感を提起でき、すばやく変化していくことができるのは、ヒエラルキー・固定的な組織に…
以前の記事でも、ナレッジやナレッジマネジメントについていくつかの学説をベースに論じたが、本稿では、コパイロツトが考えるシンプルなナレッジ、ナレッジマネジメントの定義について紹介をしたい。 これは、学術的な議論で積み上げられるものが、学術的な…
ナレッジ・マネジメントに対して、「必要性はわかるが、それをわざわざやっている時間がない」という反応がなされることがあるが、ここから思うのは、ナレッジ・マネジメントというものが、業務とは別の特別なものとして考えられてしまっているのではないか…
今回は、コパイロツトで重視している「スナップショットをとる」ということについてお話したいと思います。 コパイロツトでは、会議で「アジェンダ」を定義したり、組織で定期的にふりかえりを行うことを、プロジェクトや組織運営において不可欠の事項である…
以前のブログでKJ法と問題解決の関係についてお話をさせていただきましたが、今回は、KJ法とナレッジ・マネジメントの関係についてお話をさせていただきたいと思います。 KJ法はしばしば「発想法」や「アイデアのグルーピング」という捉え方をされますが、個…
宮沢賢治の言葉の中に、「永久の未完成これ完成である」という有名なものがある。 今から100年も前の時代にあって、どれだけ先見的な考え方を持っていたのだろうと思う。 我々はどうしても、何らかの創作物を不完全な状態で出すことに抵抗感を持ってしまうが…
WIRED日本語版の編集長をされていた若林恵さんの著書「さよなら未来」に、こんな一節がある。 完全無欠にして最終的な「正解」が未来にはある、と考えることこそ最も危険な未来論である、というのが最近のぼくのお気に入りの未来論だ。長い過渡期にあってす…
前回の記事では、組織内で情報・知が流れることの重要性について指摘したが、今回は、組織内で情報・知が流れるとはどういうことなのか考えてみたい。 単なる「情報共有」ではなく、「理解」と「仮説」を生み出すこと 組織は何かしらの共通的な目的に向けて…
今年の1月に「ティール組織」の日本語訳が出版されて以来、「ティール組織」や「ホラクラシー」という組織についての新しい考え方がしばしば話題になっている。それらは、一般的には「上司と部下、肩書などに基づく一般的なピラミッド型の「ヒエラルキー組織…
以前の「ナレッジ」とは何か?:コパイロツトがナレッジ・マネジメントで目指すもの - COPILOT BLOGでは、ナレッジとは何かということについて整理しましたが、今回は、「ナレッジ・マネジメントとは何か」「ナレッジ・マネジメントのマネジメントが意味する…
コパイロツトの米山です。 コパイロツトでは、社内にKMO(ナレッジ・マネジメント・オフィス)チームを立ち上げて、ナレッジ・マネジメントに取り組んでいます。 なぜ、いまさら20年前に流行したナレッジ・マネジメントに取り組むのか。 それは、社会がより…