金曜日を担当するコパイロツトの定金です。前回書かせていただきました言葉の定義がありました。
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ここからさらに深堀していきたいとおもいます。
コパイロツトのメンバーは、本質的・根本的な問題は何なのか?を考える必要がありまして、その時の頭の動きを図示してみたことがあります。それがこちらの図になります。
毎回この中にある破線の矢印の通りに情報が提示され、この順番で常に考えているわけではありませんが、なんとなくこういう動きが多く、また置いてある箱の要素は大体こんな感じではないかとおもいます。
前回の言葉の定義の図と、この図を頭に持ちながらお話しを聞きつつ整理させていただくことが多いです。
ではどのようにその整理を進めていくかをご説明したいとおもいます。
パターン1. 問題の絞り込みがまだまだぼんやりしている場合
言葉の定義などは無視して、とにかく徹底的に、何も意識せずになんでもよいので吐き出してもらい、あとからその議事録をもとにコパイロツトで整理してすり合わせる
とにかく様々な問題が絡み合い、お話しが大きく、抽象的な場合に採用する方法。お話しを聞くとすぐに【問題】や【対策】が飛び交っていたり、なんとなくぼんやりと複数にポイントが絞れていない場合はこの方法を選択します。その場でホワイトボードを使って整理しながらヒアリングするかどうかは状況によりますが、使わないことの方が多いです。
その後、いただいたお話しを上記の図の箱のどこにあたるのか?を整理していくのですが最終的には、話題のカテゴリごとに【現状】【あるべき姿】と【問題】【課題】【対策】【作業】ぐらいに収め、整理した図をもって次のミーティングですり合わせながら、さらなるヒアリングに進みます。次にご説明するパターン2にいくために、問題の絞り込みに使うことが多いです。
パターン2. 問題が明確に認識されている場合
その場で言葉の定義をし、議論を可視化しながら整理を進め、ミーティングが終わった後にはホワイトボードに【問題】が整理されている状態をつくる
議論したい問題が明確にある場合は、お話しを聞きながら、その場で言葉の定義をしっかり行い、ホワイトボードを使って図解をして整理します。背景なども追及し、マクロな問題にも言及していきます。
最初に提示された【問題】が、実は【対策】や【現状】の話であって、ではそもそも問題ってなんでしたっけ?という会話をよくする印象があります。
このような形で【問題】を整理していきます。なんか偉そうな感じに書いていますが、私自身も自分のことになると整理ができません。この整理は外部の人間だからこそできることではないかと感じます。
特に一人でこれを行うことは大変で、無理やり整理する必要がある場合は、ホワイトボードを使って自分自身と対話するイメージをもちながら客観視しながら書きすすめます。自分でやってみておもうことですが、他者と会話しながら進めるほうが圧倒的に簡単であり、クオリティも非常に高いと感じます。
ちなみにコパイロツトはクライアントのよき伴走となるために、今回のような、外部の人間だからこそできる業務を見つけ出し、注力していきたいと思っています。
今回は、具体的な事例が出しづらく文字だけですみません。もっとこのあたりを詳しく知りたい、という方がいらっしゃいましたらコパイロツト ナレッジラボチームもしくは定金までご連絡ください。
今回は以上となります。
株式会社コパイロツト共同創業者/エグゼクティブプロジェクトマネージャー
プロジェクトオーナーサイドに立ち、外部パートナーとしてプロジェクトマネジメントのサポートを行う。Project Based Working 社会に向けて、プロジェクトマネジメントを常にアップデートしつづける構造を構築中。MITテクノロジーレビュー日本語版のエグゼクティブプロデューサーを務めるなど、様々な共同プロジェクトへパートナーとしても参画。