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コパイロツトがナレッジマネジメントに注力する理由(その2)

毎週金曜日担当のB型の定金です。
Good Team Building and Project Managementを掲げるコパイロツトが、なぜナレッジマネジメントにフォーカスしているのか?を紐解くエントリー第二弾。
今回はプロジェクトが複雑化している時代背景と、なぜコパイロツトがプロジェクトを取り扱うのか、について述べる。

ちなみに第1回目のエントリーはこちら。
blog.copilot.jp

最初にコパイロツトの理念で出てくる「プロジェクト」というものについて言及していく。
まずプロジェクトとは何だろうか。それと反対になる言葉は何だろうか。まずは言葉の定義から始めたい。

業務を大きく分類すると「プロジェクト」と「ルーチンワーク」の2種類に分かれると考えている。
PMBOKなどの定義から引用して自分なりに解釈したのは以下の定義となる。

  • プロジェクト
    独自の価値、プロダクト、サービス、を創造するために実施される、有期性のある非定常業務。
    誰も実施したことのない業務にチャレンジすることになるため、初期段階で最後までの業務を見通すことは不可能であり、段階的に詳細化しながら進める。

  • ルーチンワーク
    想定された価値を産むために行われる定常業務。
    繰り返し行われる業務となるため、価値やプロセスを事前に想定することが可能。

ちなみに、ルーチンワークを改善する業務はプロジェクトと私は定義する。

この定義をもとにコパイロツトがなぜプロジェクトにフォーカスしているかについて述べたい。

まず1つ目の理由は、コパイロツトは人間がやるべきことをやっていきたいからである。
さきほどの業務の2つの定義であれば、近い将来はルーチンワークは人間が行う業務ではなく、コンピューターにより自動化されうるものになっていくと感じられるのではないだろうか。また、もっと未来にはいまプロジェクトと言われているものもルーチンワークのようになり、コンピューターが処理する社会になるとも考えているが、それに備えてコパイロツトのナレッジマネジメントで培った手法や、その方法論から取得できたデータが重要なものになると考えている。

2つ目の理由は、コパイロツトは社会問題を解決したいからである。
コパイロツトの理念を改めて引用する。早速チューニングして前回と若干異なるものである。

テクノロジーによる社会の変化により”プロジェクト”は今後も複雑になりつづける。
特に働き方の変化により、プロジェクトをいかにうまく進めるかは継続的に発生する問題となる。
社会問題になっていく"プロジェクトマネジメント"を最適にしていきたい。
コパイロツトの使命は、プロジェクトマネジメントの最適解を常に見つけ出し、プロジェクトマネジメントができる人を増やすことである。
そのことにより、自分のやりたいことで生きていく人や、自分の才能を十二分に活用できている人であふれる社会に貢献したい。

では、プロジェクトはテクノロジーによりどのように複雑になっているのかを具体的にみてみたい。

  • 働く場所の変化
    日本では東日本大震災のタイミングで改めてリモートワークの重要性が見直され、離れていても打ち合わせができる、仕事ができるという環境はテクノロジーによりもたらされ、働く場所は自由となりつつある。今後もオンラインドキュメントシステムの発展や、ARやMRのような技術により、リモートワークはさらに加速すると考えられる。

  • 働く時間の変化
    働く場所が自由になったこと、世界とのコミュニケーションが自由におこなえるようになったことから、世界中の人と働くことは当たり前となり、時差がある国とのやり取りも発生する。そこで非同期のコミュニケーションとして電話からメール・チャットに代わり、様々な非同期でコミュニケーションをとれるツールが普及している。

  • チーム全体の働き方に対する意識の変化
    いま現在日本では、働き方改革などのキーワードにより働き方は多様になっている。会社員の副業、複業、兼業、があたりまえとなり、フリーランスが増加してきている。
    いままでのように終身雇用で超ハイコンテクストなプロジェクトの進め方は通用しなくなる。また、テクノロジーにより世界と言語の壁が取り除かれ、移動しなくてももっとスムースにコミュニケーションがとれるようになると、もっと世界中の人と働くことになったときに、共通の働き方に関する意識・文化がないチームとプロジェクトを進めることになる。

テクノロジーは進化しつづけ、プロジェクトは複雑になりつづけ、成功しづらくなっていくことは間違いない。それは社会問題になっていくだろう。
そのような問題が見えるため、かつて米国ヤフーがリモートワークを禁止したことは記憶にあたらしいとおもう。またFacebookも1フロアの大きなオフィスを構えているように、テクノロジー大企業でも1ヶ所にあつまり業務をする流れがある。なぜなら今現在はそのほうが成功の確率が高いからである。でもその時代も長くは続かないと感じている。その理由としては、超トップ企業のような人材が囲い込める企業でないとこのやりかたが成立しない、と感じるからである。また多様な社会を受け入れるためには様々な働き方を受け入れる企業の方が、今後は大きな成功に近づくと私はおもっている。

ここでもう一つ言葉を定義しておきたい。
コパイロツトのタグラインでも、この文中でも「チーム」という言葉をつかっているがそれには意味がある。
ここでは比較対象としては「グループ」を挙げており、今後使用する「チーム」の意味の理解を揃えておきたいとおもう。

  • グループ
    人間の集合体。個人のナレッジや技術は周囲に影響があっても限定的なもので、その人の役割の中でのみ活用される。
    そのためグループで発揮するパワーはメンバーの成果の総和となる。

  • チーム
    個々のメンバーの力を高め、メンバー全体が強くなるという相乗効果を期待するもの。
    個人のナレッジや技術はメンバーの中でお互いに助け、刺激し合い、価値はメンバー全体で発揮する。
    そのためチームのパワーはグループで発揮するメンバーの総和以上のものとなる。

コパイロツトではプロジェクトを扱いたい。ルーチンワークであればグループでも構わないかもしれないが、プロジェクトはチームで対応すべきものだと考えている。
いままで使ってきた言葉が一貫してチームであったことは、コパイロツトがプロジェクトを扱うという意味と同じである。

ということでコパイロツトがプロジェクトにフォーカスする理由とプロジェクトが複雑化する時代背景について述べてみた。

全くナレッジマネジメントの話にならないなーとおもっていますよね。大丈夫です、私もそう思っています。
コパイロツトの事業ドメインの移り変わりと同じで、最後の方にナレッジマネジメントが出てくるような構成になっていくはず。
次はプロジェクトが複雑になるにつれ、プロジェクトマネジメントも複雑になっていくことは想像に容易いだろう。
コパイロツトのタグラインにも入っているプロジェクトマネジメントについて述べていきたい。

今回は以上です。

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定金基(さだかね・もとい)
株式会社コパイロツト共同創業者/エグゼクティブプロジェクトマネージャー

プロジェクトオーナーサイドに立ち、外部パートナーとしてプロジェクトマネジメントのサポートを行う。Project Based Working 社会に向けて、プロジェクトマネジメントを常にアップデートしつづける構造を構築中。MITテクノロジーレビュー日本語版のエグゼクティブプロデューサーを務めるなど、様々な共同プロジェクトへパートナーとしても参画。

コパイロツトは、課題整理や戦略立案から参画し、プロジェクトの推進支援をいたします。お気軽にお問い合わせください!

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