日々忙しく仕事に邁進している方ほど、「目の前の業務も大事だけど、本当はもっとインプットをしたい」「チームの足並みを揃えるために、メンバーと勉強会をしてみたい」など、新たな学びの場をつくりたい、そうした機会を得たい、と感じているのではないでしょうか。
しかしその必要性をどんなに頭で理解していても、わざわざ時間と労力を割いて一歩を踏み出し、さらにそれを継続していくのはとても大変なことです。
コパイロツトもさまざまな方法を模索するなか、2023年より「読書」を中心に据えた取り組みをはじめ、現在も定期的に実施しています。今回はこの取り組み――「アクティブ・ブック・ダイアローグ®(以下、ABD)」についてご紹介します。
- 未来型の読書会「アクティブ・ブック・ダイアローグ®」とは?
- コパイロツトが1年半にわたり実践してきた、2種類のABD
- なぜ参加するのか? ABDがもたらす価値
- 社内の活動を、これからは社外にもひらいていきたい
未来型の読書会「アクティブ・ブック・ダイアローグ®」とは?
ABDは、一冊の本を複数人で分担して読み、参加者同士の対話を通じて内容の理解を深める読書手法です。
一般的な読書会の場合、事前に決められた課題図書を丸々一冊読んでおいたり、その感想を発表できるようにまとめておいたりする必要があるかもしれません。しかしABDの場合は対面の場合は事前準備はゼロでOK。オンラインの場合も少ない準備で参加が可能です。
そのとき集まった人たちで書籍を分担して読み、それぞれが担当箇所を要約(オンライン開催の場合は担当箇所を事前に要約しておく方法をとります)。その内容をシェアしたあと、参加者同士で対話を行うため、個々の知見を深めるだけでなく、共通認識の形成にもつながります。
読書が得意な人も苦手な人も、忙しくて読む時間が作れない人も、気軽に参加することができます。
コパイロツトが1年半にわたり実践してきた、2種類のABD
コパイロツトで実施しているABDには2種類あります。
ひとつは、メンバーに読んでほしい書籍である「会社本」の積読率を低下させるための「会社本ABD」。
もうひとつは、その都度テーマを決めてインプットの時間をつくるための「朝ABD」です。
特に朝ABDは、自主勉強会の場として2023年から継続しており、現在は10冊目です。一部、書籍ではなく資料を読んだ回も。
会社本の紹介はこちらの記事にゆずるとして、朝ABDでこれまで取り上げてきた書籍や資料をご紹介します。
- 『コア・テキスト 組織学習』安藤 史江
- 『システミックデザインの実践』ピーター・ジョーンズ, クリステル・ファン・アール, 高崎拓哉 訳
- 『組織が変われない3つの理由』西田徹,山碕学
- 『まず、ちゃんと聴く。』櫻井将
- 『なぜ人は自主的に学ばないのか 学びに向かわせない組織の考察』リクルートワークス研究所
- 『対話型の学びが生まれる場づくり』リクルートワークス研究所
- 『医師のつくった「頭のよさ」テスト』本田真美
- 『新時代の話す力 君の声を自分らしく生きる武器にする』緒方 憲太郎
- 『意思決定の質を高める「フレーミング」の力』ケネス・クキエ, ビクター・マイヤー=ショーンベルガー, フランシス・ド=ベリクール, 樋口武志 訳
- 『なぜ部下とうまくいかないのか?』加藤洋平
- 『仮説行動』馬田隆明
直近は今年発刊予定のプロジェクトマネジメントに関する米山の書籍の初稿をメンバーで読みはじめています。
こうした書籍を使った定期的な対話の場をつくることによって、社内の共通言語を増やし、実務への応用を図っています。
なぜ参加するのか? ABDがもたらす価値
社内で行っているこの取り組みには、毎回4〜8名ほどのメンバーが参加してくれています。リピーターも多数います。以下、実際に社内でABDに参加したメンバーの声をご紹介します。
メンバーとのコミュニケーションが活発になる
- 「自分ってこういうことを考えているんだな」ということを、本の内容や本を一緒に読んだ相手を通して知れるのが楽しいです!
- 案件メンバーも同じABDに参加していると、案件内でも共通言語ができてよりコミュニケーション活性化になりました。
- 本を読んだ上で参加者同士で対話すると、自分の気になることを自然と言語化できていくのがABDの良さ!
効率的に学ぶ時間がつくれる
- ABDすると、本への関心や本を読むというハードルが低くなるきっかけになる。
- 全て本を読まなくてもABDに参加すると、本を読んだ感じになって短時間で得られるものが多い。
多様な視点を得るきっかけになる
- きちんと読む機会になることはもちろんですが、対話を通してこういう見方もあるな、こういう整理もできるなと他の方の視点を知れることが一番よかったです。
- 色々な人の視点を交えながら、解釈の幅を持って学習できること。本の内容をきっかけにコパメンバーの普段のプロジェクトに関するディスカッションを聞けたり、ともに議論ができる貴重な場となっています。
社内の活動を、これからは社外にもひらいていきたい
1年半ほど社内のメンバーとABDを継続してきたので、次はこの学びの場を、少しずつ社外にもひらいていきたいと考えるようになりました。
くり返しになりますが、ABDの大きなメリットは少ない準備で参加ができること。日々忙しく仕事をされている方でも、イベントに参加する数時間を確保いただければ、有意義な学びの体験を得ることが可能です。
もし「自社内でもABDに取り組むきっかけがほしい」「ABDに一度参加してみたい」という方がいらっしゃいましたら、わたしたちと一緒に体験してみませんか? 新たな学びの体験ができる、とても良い機会になると思います。
👉【コパイロツト読書部】シリーズ読書会「冒険するチームを探る(3冊、4−6月、全3回)」
※シリーズ開催ですが、単回での参加も可能です


