事業も文化も異なるグループ2社が、同じ1日を共有しました。プロジェクトを前に進めるための「共通言語」を、組織をまたいでつくる試みです。
- 課題:プロジェクトは、計画どおりには進まない
- 背景:なぜ、グループ2社で同じ1日を受けたのか
- 当日の様子:付箋とロードマップで、考えを見える化する
- 成果:受講後アンケートの結果
- 参加者の声
- これから:研修ではなく、グループ経営の「組織開発」として
- あなたの組織でも、「前に進む」チームを。
課題:プロジェクトは、計画どおりには進まない
ゴールが見えにくい。関係者が増えて、意思決定が遅れる。やり方が決まらないまま、時間だけが過ぎていく。
プロジェクト化が進むほど、多くの組織がこの「進まなさ」に直面します。そして厄介なのは、これがグループ会社の間ではいっそう起きやすいこと。事業も文化も違えば、同じ課題を語るための「言葉」さえ揃っていないからです。
逆に、会社をまたいで「同じ言葉」で語れるチームをつくれれば、プロジェクトは前に進みやすくなります。今回のワークショップは、その仮説のもとで実施しました。
背景:なぜ、グループ2社で同じ1日を受けたのか
今回ワークショップに臨んだのは、株式会社エスケイワードと、グループ会社である新日本法規出版株式会社。コミュニケーション支援と、法律実務書の出版。事業は大きく異なります。
一方で、両社が抱えていた推進上の課題は共通していました。ゴールの共有、関係者との認識合わせ、変化への対応。事業が違っても課題の構造が同じであれば、会社をまたいで「同じ言葉で語れるチーム」をつくる意味がある。そう考えた両社は、グループ合同という形を選びました。
| グループ会社 | 参加人数 | 概要 |
|---|---|---|
| 株式会社エスケイワード | 9名 | ブランディング、Web、多言語対応などの企業コミュニケーション支援。1963年創業。変化の多いプロジェクトを前に進める力を磨いてきた。 |
| 新日本法規出版株式会社 | 8名 | 法律実務書の出版を主力とする1948年創業の出版社。出版という事業のなかでも、プロジェクト型の業務は増えている。 |
両社あわせて17名が、同じ場所で、同じ1日を過ごしました。
当日の様子:付箋とロードマップで、考えを見える化する
当日は、「ロードマップ」、「役割分担・スケジュール」、「会議の進め方」をテーマに取り組みました。

参加者は、プロジェクトの立ち上げから進行までを1日で体験しました。付箋に意見を書き出してテーブルに広げ、ロードマップを描き、「いま解決すべきことは何か」「目指すゴールは何か」を繰り返し確認する。考えを見える化することで、チームでの意思決定を進めていきます。



プロジェクトBoost! 1DAY が伝えるのは、特別な手法ではなく、プロジェクトを前に進めるための3つの“スタンス”です。
- 仮で決めてやってみる — 完璧な計画を待たず、仮の判断を積み重ねて前進する。「持ち帰って検討」が減り、会議で意思決定が進みやすくなる。
- できることから小さく始める — スコープを絞り、小さな達成から推進の実感をつくる。「全部できない」で止まらず、まず動きやすくなる。
- 環境にも目を向ける — 個人の頑張りに頼らず、チームが動ける仕組みをつくる。属人化が解消し、誰が抜けても回る状態につながりやすくなる。

成果:受講後アンケートの結果
参加者の受講後アンケートでは、満足度・実務への活用見込み・推進力の自己評価のいずれも高い結果となりました。
| 指標 | 結果 | 補足 |
|---|---|---|
| 研修内容への満足度 | 4.4 / 5 | 「満足」(4〜5点)と回答した割合は88% |
| 実務への活用見込み | 回答者16名全員が前向き | 5段階(1=とても活かせそう〜5=全く活かせそうにない)で、全員が「活かせそう」側(1〜2)に回答 |
| 推進力の自己評価の伸び | +1.1 | 受講前 2.5 → 受講後 3.6(4項目平均)。評価が下がった項目はなし |
※ 参加17名のうち、回答16名の事後アンケート集計に基づく。自己評価は本人の回答による。
参加者の声
自由記述には、プログラムが伝える3つのスタンスに沿った具体的な気づきが寄せられました。
- ロードマップ設計の大切さが分かった。
- 自分の役割や、次にやることが明確になった。
- まずは小さく動きながら、目線を合わせていく進め方を学べた。
- 「アジェンダは“動詞”で書く」は、翌日から使えると感じた。
これから:研修ではなく、グループ経営の「組織開発」として
事業会社ごとに研修を実施すると、部分最適にはなっても、グループ全体の動きは揃いにくいものです。同じプログラムを共有することで、会社をまたいで「同じ言葉」で語る土台ができました。それが実際の連携やプロジェクト推進にどうつながるかは、後日の追跡インタビュー等を通して確かめていきます。
1日完結型である点も、グループ合同に適しています。複数日の研修では各社のスケジュールを揃えるのが難しい一方、1日であれば実施のハードルは下がります。 「短時間・実践直結・グループ横断」 この条件が揃うことで、組織開発の現実的な選択肢になります。
グループ会社が同じ1日を共有するというシンプルな取り組みは、グループ経営における組織開発の一つの選択肢として、参考になるはずです。
あなたの組織でも、「前に進む」チームを。
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COPILOT Inc.
株式会社コパイロツトは、2005年の創業以来100社以上のプロジェクト推進を支援。プロジェクトを「前に進める」ための実践知を、研修・伴走支援・クラウドサービスで提供しています。


