コパイロツトでは、Wantedly募集記事の「働き方について」にもあるように、関わるプロジェクトを決める際には「個人のできること、やりたいこと、興味のある分野などを加味して相談のうえ決定」しています。
プロジェクトごとのメンバーの決め方は、採用面談でもよく聞かれる質問の1つ。今回は、さまざまな企業・団体のプロジェクト推進支援を請け負う際に、メンバーの希望を尊重しながら、どのようにプロジェクトへアサインしているかをご紹介します。
- コパイロツトは、メンバーの「個人方針」も重視
- 個人方針をメンバー間で共有し、チーミングに活かす
- 興味がある案件には積極的に手を挙げる
- 新規案件ロールを経験することで、会社方針への理解も深まる
- おわりに
コパイロツトは、メンバーの「個人方針」も重視
アサインの具体的な流れの前に、まずメンバーの働き方について、コパイロツトが会社としてどんなことを考えているのかをお話します。
コパイロツトでは、一緒に働くメンバーの「個人方針」を重視しています。個人方針とは、個人としてやりたいことやありたい姿、今後進んでいきたいキャリアなどの方向性のことを指します。メンバーには、自分がやりたい仕事を全力で考え、実践しながら常に方針をアップデートしてほしいと考えています。
個人方針を持ち、周囲に共有することには、例えば下記のようなメリットが考えられます。
- プロジェクトそのものの目的に加え、個人方針のもと自分が取り組む意義や目的を考えることで、より多くの学びや発見を得やすくなる
- プロジェクトベースの働き方では、自分なりの方針を持つことで、今後のキャリアが描きやすくなる
- 方針を周囲に共有することで、希望するキャリアの構築につながるパートを担当しやすくなったり、強みや特性を活かせるプロジェクトに誘われやすくなる
また、個人方針とは別に、会社には会社としての価値観や事業計画、経営方針などの「会社方針」があります。少しずつ変わっていくコパイロツトの会社方針と、それぞれの個人方針をすり合わせながら、自分がコパイロツトで働くことにどんな意義があるのか、メンバーにはぜひ言語化して共有してほしいと思っています。
自分の課題意識を明確にし、個人方針を考える補助となるよう、入社時には「個人ベクトルシート」というものを記入してもらっています。シートには3か月ごとに目標などを書く項目を用意しており、こまめに更新することを推奨しています。
後述する通り、コパイロツトは関わりたいプロジェクトに挙手をすることができる環境です。自分の強みや志向にマッチする案件をコパイロツトで引き受けることになった際は、ぜひ手を挙げてもらいたいと思います。
コパイロツトとしては、個人方針に合う仕事をすることで、人はいつも以上に仕事に熱中することができ、それはひいてはメンバー自身だけでなく、会社や社会にもポジティブな影響を与えるのではないかと考えています。
個人方針をメンバー間で共有し、チーミングに活かす
各メンバーの個人方針は、「チームで推進する制度1」によるメンバーミーティングや、4か月に1度行われる共同創業者の定金との1on1などを通じて、他のメンバーと情報共有をしています。お互いの個人方針を伝えることにより、メンバーの志向にマッチしそうな案件があった際は、気軽にプロジェクトチームに誘い合えるような環境を作ることが目的です。
もちろんチーミングの際には、「プロジェクトの成功に必要なスキルを持つ人が揃ったチームになっているか」という視点は不可欠。スキルセットをもとに、チームに加わってもらう場合もあります。ですが、今のスキルを活かしてもらいながら、個人の志向に関連する仕事ができるよう、会社として支援したいとも考えています。
興味がある案件には積極的に手を挙げる
ここからは、実際のアサインの仕組みをご紹介します。
コパイロツトには、週に1回1時間、全メンバーが参加する「良くする会議」というものがあります。この良くする会議のアジェンダには、各ドメイン(部署)からの報告や会社の売り上げ・稼働状況など、コパイロツトの現状に関する情報共有が組み込まれており、その1つとして新規案件の窓口である「新規案件ロール」からの状況共有も行われています。
そのタイミングで、新規案件の情報が整理されたスプレッドシートを全員で見ながら、案件に必要なリソースを決定し、アサインを相談していきます。関わりたい案件があるメンバーは、このシートの「やりたい人」欄に名前を書き込み、後日それを確認した案件の担当者と個別に話をする、というのが主な流れです。
新規案件ロールを経験することで、会社方針への理解も深まる
新規案件ロールは、新規相談の窓口となるだけでなく、良くする会議のファシリテーションや、コパイロツトとしてどんな案件を受けるべきかの検討も行っています。このロールは、固定メンバー1人と、持ち回り制で毎月1人ずつ変わる3人という計4人のメンバーで構成されており、Project Success2に関わるメンバー全員が一度は経験します。
この役割をあえて持ち回り制にしているのは、新規案件ロールを担当することで、コパイロツトが担っている案件や現在の経営状況、これから社としてどんな案件を引き受けるべきかなど、会社方針に関わる部分の理解を深めてほしいというねらいもあるからです。
長年コパイロツトで働くベテランから入社3か月が経った新メンバーまで、プロジェクトに関わる誰もがこのロールを担当する点は、コパイロツトという組織のフラットさが表れているかもしれません。
おわりに
今回は、「個人方針」も重視するコパイロツトの考え方や、個人の希望を反映するプロジェクトアサインの仕方を紹介しました。
コパイロツトでは社内に限らず、プロジェクトに関わる人がそれぞれの個性や能力を発揮して活躍できる環境を作り、楽しく働く人を増やしたいと考えています。さまざまな会社のプロジェクト推進のサポートや、メソッド・ツールの開発も、そのための一歩です。そんなコパイロツトの仕事に興味がある方は、こちらの募集をご覧ください。
- チームで推進する制度:全社的なリモートワーク移行にあたり、メンバー間の関係構築と情報共有のためにできた制度。普段の業務であまり接点がないメンバー4人程度で1チームとなり、週1回のMTGを行う。↩
-
Project Success:さまざまな企業・団体のプロジェクトに加わり、目的達成を支援する仕事。業務の一部内容については、下記の記事で紹介しています。
www.wantedly.com↩