「プロジェクト推進支援」の専門会社 ―― と聞くと「プロジェクトマネジメントをしている会社」と思いませんか?
そうなんです。一般的には「プロジェクトを推進する=進捗管理やオペレーション、リスク管理などの”プロジェクトマネジメント”を行う」と考える人が多いようです。
でも、「プロジェクト推進支援」を行うコパイロツトにとって、「プロジェクトマネジメント」は支援アプローチの1つです。私たちのプロジェクト推進支援業務には「プロジェクトマネジメント以外のアプローチ」も含まれているのです。
……わかりにくいですよね。
そこで今回は、コパイロツトが行う「プロジェクト推進支援」という業務について、支援の種類、担当者のアサイン方法、そして、プロジェクトの現場がわかる記事でご紹介します。
- プロジェクト推進支援の「4つのアプローチ」と「3つのタイプ」 さまざまな角度から最適な支援を見つける
- コパイロツトが提供している支援サービス
- 原則として複数人で1つのプロジェクトを担当メンバーは、参加したい案件に自ら手を挙げる
- 実際、どうやってプロジェクトを進めているのかコパイロツトの仕事の現場がわかる記事まとめ
- 2024.01.19 「コパイロツトが提供している支援サービス」を追加しました。
プロジェクト推進支援の「4つのアプローチ」と「3つのタイプ」
さまざまな角度から最適な支援を見つける
プロジェクトは、今までに解決されたことのない問題を解決するために生まれます。そこにはさまざま人が関わり、それぞれの異なる価値観や目的があるため、どんどん複雑になり、進め方が難しくなっています。
プロジェクトマネジメント協会は2017年時点で「2027年までに約8,800万人がプロジェクトマネジメント関連の業務に就く」と推計しています。また、スタンディッシュ・グループの調査によると「世界で実行されるプロジェクトのうち成功するものは35%前後」だそうです。1
コパイロツトは、2005年からプロジェクトとプロジェクトを進めることについて考え続けてきました。数多くのクライアントと共に走り、一緒に汗をかきながらプロジェクト推進支援を行ってきた実績とノウハウをもとに、現在は「4つのアプローチ」「3つのタイプ」から個々のプロジェクトに合わせた柔軟な支援を行っています。
「4つのアプローチ」〜 何を支援するのか
プロジェクトに必要なリソースを特定し、内部メンバー・外部パートナーのアサインを行います。
2. 問題整理・マイルストーン設計
プロジェクトを着実に推進するナレッジをもとに、目指すべきゴールの特定やゴールに向けたマイルストーンを設計し、プロジェクトの立ち上げから運用までを支援します。
3. プロジェクトマネジメント
プロジェクトをゴールに導く管理業務を請け負い、第三者として、組織の部署&階層を横断した総合的な支援を行います。
4. ナレッジマネジメント(ふりかえり、ナレッジ蓄積)
プロジェクト推進を自走できる基盤の構築を行い、自ら学習し、成長する自律的なチームづくりを支援します。
「3つのタイプ」〜 どのように支援するのか
組織内で、部署を横断した情報収集やコミュニケーションをプロジェクトリーダーと共に行い、プロジェクト推進のための体制構築を支援します。
タイプ2:プロデュース型
外部のスペシャリストやパートナーが複数関わるプロジェクトに参画し、戦略の立案やスコープの明確化など、円滑なプロジェクト進行を支援します。
タイプ3:中立支援型
第三者としてプロジェクトに参画。プロジェクトリーダーとパートナーの双方を客観的な立場から支援し、全体最適を目指します。定期的な意見交換やディスカッションの場をつくり、プロジェクトをスムーズに進行できる環境を整えます。
最近では、課題そのものを見つけることや、プロジェクトのゴールについてディスカッションするところからお手伝いする案件も増えてきました。はじめから明確なゴールを設定できない、複雑なプロジェクトが多いことを実感します。
コパイロツトが提供している支援サービス
現在、コパイロツトでは以下の3つの支援サービスをご用意しています。
プロジェクト推進を支援する「Project Success」
プロジェクトリーダー支援を中心に、方針策定、課題の発見・整理、チームビルディング、マイルストーン設計、タスクの進捗管理などプロジェクト推進全体を直接支援します。
チームでプロジェクトを推進できる状態を構築する「Project Enablement」
プロジェクトで成果を生み出していくために、プロジェクトの進め方そのものを最適化していく取り組みです。プロジェクトマネージャーだけでなく、プロジェクトメンバー全員で、状況に適応しながらプロジェクトを推進できる状態の実現を支援します。
プロジェクト推進をメソッドとツールで支援する「Method/Tools」
プロジェクト推進の実践知を元に、みんなでプロジェクトを推進するためのフレームワーク「Project Sprint」を公開。また、定例会議を活用したプロジェクト推進を実現するクラウドサービス「SuperGoodMeetings」を提供しています。
支援サービスの詳細は、こちらからどうぞ。 www.copilot.jp
原則として複数人で1つのプロジェクトを担当
メンバーは、参加したい案件に自ら手を挙げる
コパイロツトでは原則として、メンバーが1人でプロジェクト推進支援に関わることはありません。1つの案件につき、必ず2~3名のチームを組んで参加します。
担当メンバーのアサインでは、基本的にメンバー自らがやりたいプロジェクトに手を挙げます。メンバーが自身の経験やスキルからプロジェクトに提供できる価値を考え、実践しながら、自分のありたい姿をアップデートしていく。それが、質の高い仕事をするためにも、個人のキャリアを築く上でも重要だと考えているからです。
プロジェクトが始動すると、担当メンバーがクライアントの希望を丁寧に拾い上げ、集めた情報を整理し、どのようにプロジェクトを前に進めていくかを、クライアントと一緒に探していきます。
さまざまなバックグラウンドやスキルを持つメンバーが在籍しているので、他のメンバーに見解や意見を聞く光景もよく目にします。また、案件の特性や予算によっては外部の専門アドバイザーをチームにアサインする必要もありますが、その場合も社内で検討して必要な体制を整えています。
実際、どうやってプロジェクトを進めているのか
コパイロツトの仕事の現場がわかる記事まとめ
とはいえ、ここまでの説明だけでは、コパイロツトがどのようにクライアントに伴走し、プロジェクトを進めているのか、イメージしにくいですよね。
最後に、コパイロツトの仕事の現場をイメージできる記事を「プロジェクト推進支援の事例」「クライアントやパートナーとの協働」「プロジェクトマネジメントに関わる人たちと学び合う」の3つの切り口からピックアップしました。
クライアントやプロジェクトマネージャーがどんな悩みを抱えているか。私たちがどのように支援しているか。プロジェクトを進めるプロセスと目的を達成するよろこびが伝わってくる記事を選んでみました。支援先からいただくこのような声が、プロジェクト推進支援の実践と探究を繰り返す私たちの原動力になっています。
【プロジェクト推進支援の事例】
札幌新陽高校 学校祭企画プロジェクト推進支援
【クライアント、パートナーとの協働】
クライアントとの座談会
パートナー企業との座談会
【プロジェクトマネジメントに関わる人たちと学び合う】
共創型オンラインカレッジ「Project Climbing Challenge(PCC)」
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- 参考:アントニオ・ニエト=ロドリゲス『プロジェクトエコノミーの到来』DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー 2022年2月号↩