プロジェクトマネジメント・ナレッジマネジメント・組織づくりについてコパイロツトが
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オンラインでもメンバーの関係構築を進めるため、アップデートした2つの制度

リモートワークが続く中、共に働く人と仕事以外の話をする機会が減り、メンバー間の関係構築が進みにくいことに問題意識を持っている会社も多いのではないでしょうか。

コパイロツトは、2020年2月から全社的にリモートワークに移行。かつてはランチタイムやたばこ休憩、全員参加の懇親会などが担っていた交流の場を、オンラインでもつくるべく試行錯誤を重ねています1

その一環として行ったのが、チームメンバーとのコミュニケーションに関する社内制度の再検討。今回は、「グッドサイクルごはん」「online食コミュニケーション」という2つのコミュニケーション促進のための制度について、設置の背景と制度の内容、利用状況をご紹介します。

個人の強みを活かしたチーム作りのためにも、メンバー同士の交流は大切

コパイロツトでは普段、プロジェクトごとにチームを組んで働いています。各メンバーの得意分野や興味範囲を知り、それぞれの強みを生かしたチーム編成をするためにも、日頃の交流や情報交換は重要です。

また、発見やアイデアは普段参加しているプロジェクトが異なる人との関わりや、自由な雑談から芽生えることも多いもの。プロジェクトメンバーとの定期的なミーティング以外にも、社内のさまざまなメンバーとラフに話す機会が大切だと考えてきました。

コパイロツトでは以前からリモートワークを導入していましたが、意外と出社することを選ぶ人も多く、オフィスが「チーム内外のメンバーと対面し、気軽に交流する場」としても機能していたように思います。

しかし全社的にリモートワークに移行してからは、会社で顔を合わせることによって自然発生していた業務外のコミュニケーションが激減。そのうえ、全社での食事会や交流会のような、雑談が中心となるオフラインの場作りも難しい状況が続きました。

そんな中、プロジェクトチーム内外のメンバーとのコミュニケーションについて、以下のような課題が見えてきました。

  • プロジェクトチーム外のメンバー:話すタイミングがあまりなく、どんな仕事をしていてどんな関心を持つ人なのか、知る機会が少ない

  • プロジェクトチーム内のメンバー:定例ミーティングがあるものの、アジェンダに沿って話すため、仕事と関係のない雑談が生まれにくい

これらの課題を解決することに加え、コパイロツトでは「食事」に着目しました。

これまで仕事に熱中するあまり昼休みを忘れて働いてしまったり、1人でささっとご飯をすませていたりするメンバーを多く見かけていたのです。

そこで健康のためにもしっかり休憩や食事の時間を確保しつつ、メンバー間で気軽にコミュニケーションする機会にしてもらえたらと考え、複数人でのコミュニケーションを支援する2つの制度をつくりました。

グッドサイクルごはん

「グッドサイクルごはん」は、コロナ禍以前からある、メンバー同士でのランチやディナーを利用したコミュニケーションの場づくりを補助する制度です。

当初は対面のみで利用できる制度でしたが、オンラインでコミュニケーションをとるときにも利用可能な形へとアップデートしました。

利用条件は、以下の通りです。

  • 2人以上で場を設けること
  • 月ごとに上限額を設定
  • 宅配やお弁当なども利用OK
  • オンライン、対面どちらも利用OK
  • 利用後に経費精算

online食コミュニケーション

「online食コミュニケーション」は、2020年5月につくられた、オンラインでの全体会議や交流会等のコミュニケーションを支援する制度です。

コロナ禍以前のコパイロツトでは、メンバー全員が参加対象の交流会を数か月に1度開催していました。コロナ禍に入り、大人数で集まることが難しくなったため、全社会の場はオンラインに移動して、この制度を新設しました。

利用条件は以下の通りです。

  • コパイロツト全メンバーが対象となる場であること
  • 全社に対して事前に開催を呼びかけていること
  • あらかじめ、環境ロール2に開催を伝えること
  • 1回の上限額を設定
  • 利用後に経費精算

導入の成果と今後の見通し

2つのコミュニケーション促進制度は、「全社に呼びかけ必須か、2人からでもOKか」という利用条件の違いを踏まえ、使い分けられています。

出社時に偶然会ったメンバーとの食事に以前はよく利用されていた「グッドサイクルごはん」は、オンラインでの利用が中心となった現在も、引き続き少人数でのコミュニケーションに使われています。

対する「online食コミュニケーション」は全社への呼びかけが必須ということもあり、全社で行なわれる勉強会やイベントなど、仕事に関連して多くのメンバーが集まる際に利用されています。

2つの制度によって、普段あまり関わりのないメンバーと接する機会、そして普段から一緒に働くメンバーとのコミュニケーションを深める機会の両方が生まれ、以下のようなコミュニケーションが行なわれています。

  • ミーティングでは話しきれなかった近況をチームメンバーと話す
  • 産前産後休暇明けなど、久しぶりに復帰するメンバーと状況を共有する
  • 今の業務とは直接関連のないアイデアを交換する

今ある2つのコミュニケーション促進のための制度を活用してもらえるよう周知しながら、今後も状況に合わせて制度を更新していきたいと考えています。

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  1. 以前紹介した「チームで推進する制度」も、交流を生み出すための制度の1つです。

  2. コパイロツトで職場環境づくりを担当しているチームのこと。

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