プロジェクトマネジメント・ナレッジマネジメント・組織づくりについてコパイロツトが
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離れて働く仲間と集まり、上質な体験を共有する。コパイロツト流の“社員旅行”

自分の働きやすい環境で働ける、混雑した電車での出勤がなくなるなど、利点が多いリモートワーク。その一方で、オフィスに集まっている時には自然に生まれていた雑談が発生しにくくなり、一緒に働く人とより親しくなったり、仕事以外の側面を知ったりする機会は減ってしまった面もあるかと思います。

メンバーが集まって交流する場として、コパイロツトでは“社員旅行”の機会を設けています。

都合上"旅行”と呼ばれてはいますが、観光地を訪れたり、みんなでどこかに何日も宿泊したりするわけではありません。旅行するのと同程度の予算を使い、メンバーが集まって上質な食事をともに体験する、一風変わった社内イベントです。

※ちなみに、コパイロツトでは現在「社員」を「メンバー」と呼んでいますが、このイベント名だけは「社員」が残ったまま社内に浸透しています。

2017年に始まったこのイベントは、原則リモートワークとなった今、メンバーのコミュニケーションの場としての役割も大きくなってきているように感じます。

そこで今回は、2023年7月に開催されたこのイベントのレポートと合わせて、この取り組みについて紹介します。ところどころにプロジェクト推進のノウハウが活きている様子も感じられるかと思います!

コパイロツト流の社員旅行

社内イベントを実施するときであっても、目的や意義を重視する性質が強いコパイロツト。「どうせなら、みんなで観光地に行くだけではなく得るものが多いイベントにしたい」「2泊3日など数日にわたる日程では、仕事や家庭の都合で参加が難しいメンバーもいる」などの考えから、旅行と同程度の金額で、数時間で最上級のサービスを体験する機会として、現在の社員旅行が生まれました。

他にも、以下のような目的をもって社員旅行を開催してきました。 (1つのイベントに複数の目的を掲げるのは、コパイロツトの「あるある」です……!)

  • 大人のたしなみとして知っておいて損ではないマナーや心遣いを、意識する機会を提供する
  • 上質な体験を通して、サービスの本質や仕事への向き合い方などの新たな気づきを得る機会を作る
  • 貴重な経験を全メンバーで共有し、チーム感を高める

5回目の社員旅行は、フレンチレストランNéMoで

5回目の開催となる社員旅行は、政府による行動制限の緩和を受けて、2023年6月に実施しました。

今回は、表参道にある自然がテーマのフレンチレストラン、NéMoさんを貸切でお借りすることに。魚介類が中心の、シェフおまかせのディナーコースをいただきました。

お店や席の決め方は、コミュニケーションのとりやすさを重視

社員旅行の準備は、環境ドメイン1山城さんを中心に、2ヶ月ほど前からスタート。

これまでもこのイベントを実施していた決算月の6月に、メンバーがオフィスに集まる他のイベントと開催タイミングを合わせて、社員旅行も実施することにしました。コパイロツトには関東以外の地域在住のメンバーもいるので、移動の負荷を意識しての決定でもありました。

会場は、下記のような点を重視してリサーチ。空き状況などを問い合わせ、ドキュメントで課題やタスクを整理しながらお店を探していきました。

  • 外苑前にあるコパイロツトのオフィスから遠くないこと
  • アレルギー対応が可能なこと
  • 20人以上の人数を受け入れてもらえること
  • メンバー同士がコミュニケーションをとりやすいこと
    • 席移動がOK
    • 厳かな雰囲気よりは、アットホームな雰囲気
    • 部屋が分かれないこと
  • もちろん、最上級の食事とサービスを体験できること!

また、当日のアジェンダや席についても事前に検討しました。前述の通り、普段は目的をぎゅっと詰めがちなコパイロツト。以前は軽い飲み会でもアジェンダを設定していたほどですが、今回はあえて、ラフに交流することに目的を絞ってイベントを設計しました。

お店では、1室の中で五つのテーブルに分かれることになっていたので、この機会に話してみたい人がいるか、メンバーにアンケートでヒアリングも実施。それを参考に、開始時の座席は、話してみたい人や業務で関わりのない人と話せるような組み合わせで設定し、途中で席移動OKな時間を作ることにしました。多くのメンバーと対面するのは今回が初めてとなる新メンバーについては、コパイロツトの雰囲気になじみやすいよう、すでに面識のある人と同じテーブルになるよう組みました。

事前に決めた当日の流れは、着席・乾杯・席移動タイム・締めの挨拶の四つのみ。自由に交流を楽しんでもらえるよう、シンプルなものにしました。

当日の様子

積極的な参加を呼びかけ、迎えた当日。どうしても都合の付かなかった数名を除く、ほぼ全員が参加しました。その様子を少し、写真でご紹介します。

コパイロツト恒例「挨拶する人はくじ引きで決める」の結果、乾杯の挨拶は船橋さんに。持ち前の気配り上手を生かして、今回初参加の新メンバーに他のメンバーの個性が伝わるような話を織り交ぜつつ、乾杯の挨拶をしていました。

ゆるりとした締めの挨拶をした共同創業者の定金さん(右)の後、”場回しマスター”の異名をとる多田さん (左)に、コパイロツト恒例の「伊達の一本締め」の要請が。さすがの場回しマスター!絶妙なトーンの「いよぉ〜!」の掛け声を響かせてカッチリ締めていました。

カトラリーを持って移動してもらうなど、アレルギー対応に気を配りつつ実施した座席移動OKタイムには、半数から3分の2ほどの人が移動していたよう。最初に指定したテーブル以外の人とも多くの社員が話せたのではないかと思います。

社内でナレッジマネジメントに中心となって取り組んでいるメンバーの米山さんも、MY一眼レフを持参して素敵な写真をたくさん撮ってくれました。

終了後、参加したメンバーがこんな感想を寄せてくれました。

「入社したばかりのメンバーと初めて話せて、その人柄を感じられたのがよかった。既存メンバーがどんな感じでファーストメンターをしていたのかをいろいろと聞けて有意義だった」

「新メンバーの2人が初参加できたのがよかったと思う。新メンバーの受け入れにもいいイベントだと感じる」

「オンラインでの議題ありでの対話と、オフラインの議題なしでの対話では対峙の仕方が変わる。今日の社員旅行で、お互いの向き合い方への理解が進んだ」

「当然ながら、人によって大事にしている部分、価値を感じる部分は違うんだと(今日話して)あらためて感じた」

「クレームブリュレがおいしくて感動した! 出てくるお皿やお店の雰囲気も素敵すぎて、料理だけでなく全ての体験自体が最高級でした!」

「業務で関わりが少ない方とお会いして、美味しいご飯を一緒に食べながらお話しできたのはすごく貴重な時間でした」

オンラインとオフラインのバランスをとっていく

最後に、準備をメインで担当した環境ロールの山城さんにも、今回の社内イベントの感想と今後のイベント開催予定について聞きました。

コパイロツトという会社にとって、共に働くメンバーはとても大切な存在です。メンバー同士が楽しんでくれることが一番なので、社員旅行がよりよい関係をつくるための交流の場になっているならよかったです。

チームで推進する制度」や食事に関する諸制度など、オンラインでの交流を支援する制度もコパイロツトでは用意していますが、やはりリアル(オフライン)のコミュニケーションだからこそ得られる情報やできる話もありそうです。

では、全部オフラインに戻すかというと、それもまた別の話。リアルのコミュニケーションとオンラインでの業務推進、どちらも大事にしてバランスをとるのが重要なのかなと思います。

全面的にリモートワークに移行してから、今回のようなリアルで集まるイベントを経験して、オフラインの交流のよさをあらためて実感したという声もメンバーから聞いています。今後も状況を見ながら、社員旅行以外にも四半期ごとにオフラインで交流し、親交を深める機会を作ろうと企画中です。

今後の開催について、メンバーからは以下のような要望が届いています。

  • 自分では絶対行かないようなところに行けると嬉しい
  • 変わった国の料理を食べたい
  • 地方在住メンバーの地元で開催したい
  • 頑張るので、またおしゃれな最高のお料理食べたいです...!
  • 料理だけでなく、たまには何かスポーツ的なアクティビティをみんなでしてみたいかもです

コパイロツトではこれからも、環境の変化に対応しながら、メンバーがより楽しく働けるようにするための工夫を行っていく予定です!


  1. 会社のメンバーが働きやすい環境を整えるためのチーム

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