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「実際にプロジェクトを一緒にやっていくような感覚でした」 - PCC1期参加メンバーインタビュー Vol.4

こんにちは!「Project Climbing Challenge(PCC)」という共創型オンラインカレッジの運営事務局を担当しています、コパイロツトの賀川です!

前回のインタビューブログから引き続き、参加者の声をご紹介していきます!

前回のブログはこちら👇

blog.copilot.jp

今回は、デジタルマーケティング業界でクライアントのプロジェクト推進に従事されているPCC1期生の大森安希子さんに、講座を受講して得た気づきなどについてお話を伺いました。

ヴェネクト株式会社 経営企画 大森安希子さん  
プロジェクトマネジメントオフィサーとして、クライアントのプロジェクトの進捗管理やトラブル対応、リリース管理など、プロジェクト全体のコントロールを行う。

成功体験を得てもらうために、コパイロツトの知見を求めてPCCに参加

— 大森さんは、どのような理由でPCC1期に参加されたのでしょうか?

私の会社では20名ほどのメンバーがプロジェクトを動かしているのですが、プロジェクトを進める上での型というものが会社全体としてなく属人化している状態にありました。そのため、私のミッションはプロジェクトの進め方を平準化すること。これまでコパイロツトさんとお付き合いがあり、一緒に仕事をする中でさまざまなプロジェクト進行のナレッジなどを教わっていた背景がありました。そして今回、改めて、コパイロツトさんのプロジェクト推進に関する知見を体系的に吸収しつつ会社に展開していきたいと考え、PCCへの参加を決めました。

— 実際に抱えていた課題があったのでしょうか?

プロジェクトの中で突発的な問題に直面することが多く、根本的な原因を解決することよりも、問題への対処を優先する状態が続いていました。その結果、メンバー自身がプロジェクトでの成功体験を得にくい状態になっていました。

— 受講前の不安などはありましたか?

不安は全くありませんでした。これまで別のプロジェクトマネジメントの講座を受けたことがあるのですが、そのときは資料のつくり方など基本的な知識を学べた点では良かったものの、実際に自分でプロジェクトを動かそうとするとカバーしきれていない部分が多く、実践的な学びが必要だと感じていました。そんなときに、私が入社する前から社内では、プロジェクトを進める上で困ったときはコパイロツトさんにお願いしよう、と言われていたので、そのコパイロツトさんの講座を受講できることをとても楽しみにしていました。

大森安希子さん
感染予防対策の上、撮影時のみマスクを外して撮影をしています。

“上手でスピーディ”じゃなくてもいい。誰も置いていかないプロジェクトマネジメントとの出会い

— 受講する中で気づいたことや、考え方の変化などはありましたか?

最も大きいのは、「プロジェクトには自分が想定していなかった穴がたくさんある」と理解できたことです。どういう穴が潜んでいて、どこに原因があり、どう回避していくのか。それらについて考える量が、まだまだ足りていなかったと痛感しました。

また、プロジェクトがうまく進まないという問題に対しては、もっと人を巻き込む力が必要なのだろうと思っていましたが、そのマインドセットも変わりました。一つは、動きが鈍くなっている人がいたとしても、その人たちを疎ましく思うのではなく、新しい視点をもたらす問い直しの存在として捉えること。もう一つは、上手にスピーディにプロジェクトを動かすだけではなく、一度描いた地図を見直して、別のルートを通ってもいいから誰も置いていくことなくゴールに向かうこと。この二つをPCCの中で学びました。

実際の業務でも、考えるための材料が増えました。異なる視点を持つメンバーとの対話では、より深く意見を聞き、お互い役割を踏まえた向き合い方ができるようになったように感じます。

— 講座の中で、特に印象に残っていることや良かった点があれば教えてください。

参加していた他のプロジェクトマネージャーの方々と、最近起きたことやこれまでの経験などについて話せたのが良かったですね。

今の会社では、全体を俯瞰して平準化を推進するプロジェクトマネジメントオフィサーは自分だけのため、自分自身、何に悩んでいるかもわからないような状態でした。また、異業種のPM経験を経て、現在の会社でPMOになったため、何か問題が起こっても、メンバーとの信頼関係ができていないからなのか、プロジェクトに対する知識が足りていないからなのか、同じ立場として相談する相手がいませんでした。

でも、同じように手探りでプロジェクトマネジメントをしている方々と話をしてみると、やはり皆さん似たような悩みを抱えていました。プロジェクトの進行を妨げがちなメンバーに対するコミュニケーションのとり方など、皆さんが実践している方法を自分でも取り入れてみようと思いました。PCCで一緒になったプロジェクトマネージャーの皆さんとはずっとつながっていたいし、今後もコミュニケーションを取れる機会があるといいなと思います。

— 大森さんは、すべての回にご参加頂いていましたね。どのような点がモチベーションになっていましたか?

「現在参加しているプロジェクトを題材に」とのことだったので、ちょうど講座が始まる時期にキックオフしたプロジェクトを想定してワークに取り組んでいました。そのため、私の場合は実際に自分のプロジェクトで、講座で学んだことをすぐに活用していくスタイルでPCCに参加していました。作ったマイルストーンなどをそのまま資料にしたり、宿題をそのまま業務に使ったりと、うまく直接自分の実業務に活かすことができていたため、モチベーションを高めることができていたのかもしれません。

自律的なチームづくりのヒントは「定例ミーティング」にあり

— 受講の前後で、プロジェクトマネジメントに対する考え方に変化はありましたか?

自律的なチームを作るために立ち回ることや定例ミーティングを整えることが、プロジェクトを上手く回すことにつながるんだと気づきました。

これまでコパイロツトさんとお仕事をする中で、コパイロツトメンバーの方がSuperGoodMeetingsを使いながら、定例ミーティングの場をうまく活用してプロジェクトをスムーズに進めていく様子をそばで見ていたので、PCCを受講してそのからくりが少しでも分かった気がします。

そのうえで、参加するメンバーと一緒にやり方を考えながら、学び続けながらやっていくことにプロジェクトの面白さがあるのではないかと改めて感じました。

— 大森さんの考える「プロジェクトマネージャー」はどのような存在でしょう?

私が「プロジェクトっておもしろいな」と感じているのは、いろいろな専門スキルや考え方を持つ人たちが集まって、みんなでプロジェクトを進めていく部分です。だとしたら、プロジェクトマネージャーとして誰も置いていくことなく頂上まで連れて行くことが、自分の“色”になっていくのかもしれません。スムーズに直線で進むような人だけではなく、いろいろなポテンシャルを持った人たちとチームとなって、頂上を目指すプロジェクトマネージャーになりたいですね。

— PCC受講を経て、次の目標やネクストアクションはどのように考えていますか?

プロジェクトマネージャーが「火消し役」のようになっている状態を変革して、「クライアントとの成長を考える攻めの機能」を持たせたり、インシデント対応の仕組みを整えたりすることで、自社のプロジェクトマネジメントオフィサーの再構築をしていきたいと考えています。

— PCCを、どんな方におすすめしたいですか?

プロジェクトのメンバーを巻き込むことに課題を感じているプロジェクトマネージャーの方、毎回落とし穴に落ちてしまうプロジェクトマネージャーの方は、軌道修正の仕方などを経験として深めていくことができるのでおすすめです。

世の中にはさまざまなプロジェクトマネジメントの型がありますが、PCCではコパイロツトならではのナレッジを知ることができます。講座の組み立てもプロジェクトの進行に合わせたものなので、実際の業務に取り入れやすいのが魅力ですね。

コパイロツトは、課題整理や戦略立案から参画し、プロジェクトの推進支援をいたします。お気軽にお問い合わせください!

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