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「改めて、プロジェクトマネジメントの基本を体系的に学びました」- PCC2期参加メンバーインタビュー Vol.9

こんにちは!共創型オンラインカレッジ「Project Climbing Challenge(PCC)by COPILOT COLLEGE」運営事務局です。
前回のインタビューブログから引き続き、参加者の声をご紹介していきます!前回のブログはこちら👇

blog.copilot.jp

今回は、PCC2期にご参加いただいた三石原士さんにお話を伺いました!

三石原士さん
大手人材会社にて新規部署や事業の立ち上げ、マーケティングの仕事などに携わった後、現在はコーポレートブランディングやダイバーシティ実現のための取り組みをはじめ、社内外の複数のプロジェクトチームをリードするパラレルワーカー。

これまでとは異なるプロジェクトマネジメントの必要性を感じていた

— はじめに、三石さんがPCCに参加した理由を教えてください。

チームメンバーそれぞれが自律的に行動することで、プロジェクトを前進させていく仕組みづくりの必要性を感じていたからです。

私は今まで多くのプロジェクトに関わってきましたが、アウトプットの形が明確なものが多かったんです。例えばメディアを立ち上げるプロジェクトなら、成果物や期日が明確で、メンバーやパートナー企業と役割を分担してスケジュールをひき、一つひとつタスクを実行していけばゴールにたどり着くことができます。

ただ近年になって関わることが増えた組織内の課題と向き合うプロジェクトは、目的は明確であるものの、具体的なゴールやマイルストーンの設定が難しいものが多くなってきました。

— どのようなプロジェクトが増えているのでしょうか?

例えばダイバーシティへの取り組み、女性活躍推進などが挙げられます。組織として必須の取り組みですが、何をマイルストーンとして置くのか、現場のメンバーとどのように折り合いをつけていくのかなど、成果物がはっきりしているプロジェクトとはまったく異なる進め方をしなければなりません。

そうしたプロジェクトを前に進めていくにあたり、自律的にコミットしてくれるメンバーと、新たなプロジェクトマネジメントの知見が必要だと思っていました。そんなときにPCCを知り、私が気になっていた「自律的なチームづくり」などのキーワードにひかれて、受講することにしました。

— 今までもプロジェクトマネジメントを実践されてきたかと思いますが、これまではどのようにノウハウを学んでいましたか?

PMBOKの書籍を読むなど、ほとんど独学ですね。講座を受講したのは、今回がはじめてです。

— PCCにどんなことを期待していましたか?

一人ひとりのメンバーの自律性をどう引き出すのか、それをプロジェクトリーダーがどのようにフォローしていけばいいのか、その具体的なマネジメントの方法について、学びを得られたらいいなと思っていました。やはり「管理しない」プロジェクトマネジメントをどう実現していくのか、まだまだ腹落ちできていなかったので。

感染予防対策の上、撮影時のみマスクを外して撮影をしています。

定例ミーティングの運営方法を改めて体系的に学び、襟を正した

— 受講してみて、印象に残っていることはありますか?

特に学びになったことは2つあります。1つは、定例ミーティングの運営方法について。もう1つは、失敗から逆算してリスクを潰していく手法です。

定例ミーティングに関しては、PCCで話を聞くなかで、自分たちが今まで雑に運営しすぎていたことに気づき反省しました。

はじめに、運営のみなさんから「三石さんにとっては基本的なことかもしれない」と声をかけていただきましたが、わかっているようでわかっていなかったこと、体系立てて理解していなかったことがありました。

プロジェクトを進めていくなかで、大きな火種になってしまうのは大抵、コミュニケーションのすれ違いや認識のすり合わせ不足など、ごく些細なことだったりします。大きな目的やゴールにコミットしながら現場に即したアクションに落とし込み、それを常に最適化しながら進めていくうえで、定例ミーティングの適切な運用が肝になるということを改めて学びました。

— もう1つについてはいかがでしょう。

プロジェクト内で何かしらに失敗してしまったとき、「なぜ失敗したのか」要因をふりかえってそこから逆算し、次に進むためのリスクを洗い出して、それを一つひとつ改めて潰していく手法は今まで取り組んだことがなく、新鮮でした。

成功パターンがない、経験値を誰も持っていない状況だからこそ、失敗からリスク要因を見つけ、次につなげられる人がヒーローになれる。すごく面白いですよね。

— 他の参加者のみなさんとの交流して、感じたことはありますか?

プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーの方が抱えている課題には、共通点がかなりありましたね。私もそうですが、取り組んでいるプロジェクトにおいて誰かが成功体験を持っているわけでも、形式知があるわけでもない状況に置かれている人が多く、お互いに悩みを共有し、共に学ぶ機会が得られて良かったです。

「基本」にもレベルがある。PCCを通じてその解像度が上がる

— 受講前の期待に対し、講座の内容はいかがでしたか?

現時点では80点でしょうか——というのは、プログラムの内容に不満があったわけではなく、学んだことの実践がまだまだこれからだからです。プロジェクトマネージャーとしての自分自身の立ち位置を理解し、進め方について学びを得て、ようやく自律的に動けるチームをつくるためのスタートラインに立ったところだと思っています。

— 組織やプロジェクトの規模が大きいほど、当然ながら実践するまでに時間がかかりますよね。

ただ今回、定例ミーティングの進め方など「基本」の部分を体系的に学び、その解像度を上げることができました。スポーツでもなんでもそうですが、「基本」にもレベルがあると思うんです。

例えばサッカーでは「ボールを止めて、蹴る」ことが基本の動作ですが、本人ができていると思っていても、見る人が見るとまったくできていないことがよくあるそうです。その基本を徹底してできるようになってはじめて、プレーの幅が広がっていく。プロジェクトマネジメントも同様なのだと思います。

オンラインでも課題やグループワークを通じて楽しく学べた

— 三石さんにとって、今回のPCCはどんな場になりましたか?

とにかく学びが楽しい場でしたね。年齢やキャリアを重ねると、こうした学びの場は貴重になりますから。持ち帰りのワークがあったり、グループでディスカッションする機会も多く、ちょうどよい負荷だったと思います。

オンラインでのイベントや講座は、オフライン開催と比べると現地で得られることがない分、参加する意義を感じにくいデメリットがありますよね。

でもPCCでは、講座の中でいろいろな問いを投げかけてもらい、そこから派生して自分で課題に取り組む時間やグループワークが設けられ、他のメンバーの知見や他社事例に触れてまた次のテーマについて学ぶ——という流れがとてもよかったです。

— PCCへの参加をすすめるとしたら、どんな人にすすめますか?

私と同じように、メンバーが自律的に動いて成果を導き出すプロジェクトの必要性を感じている人、そうした「プロジェクトをつくる当事者」になる経験をしたい人や、そのための進め方や手法を学びたい人にはとても合っているのではないでしょうか。

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