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W型問題解決モデル~川喜田二郎の語る「行為のプロセス」~

突然ですが、人はどのようなプロセスで行為しているのでしょうか?

問題解決は須らく行為であるため、この質問には多くの示唆が隠れています。どのように人が行為しているのか知ることが、集団としての問題解決であるプロジェクト、あるいは問題解決を支援するナレッジマネジメントのための第一歩になるはずです。

学術的には様々なモデルがあるでしょうが、コパイロツトが皆で共有しているのは、KJ法の生みの親である川喜田二郎の「W型問題解決モデル」です。

簡単のため正確ではない表現かもしれませんが、人は行為に際して2度ほど思考の外と接触しています。1度目は「判断」するとき、2度目は「実行」するときです。前者が無ければ人は誤った実行をしてしまいますし(ちなみに、川喜田二郎はこの程度が低い行為を「アテハメ」と呼んで現代の危機の原因であると論じています)、後者が無ければそれは行為と呼べません。そして両者の間に人は「決断」を行います。

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これを少し抽象化したものが、W型問題解決モデルです。

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川喜田二郎は右側を「仮説検証」と呼び、現在主流の実験科学の方法論はこちらに焦点があると述べています。一方で「どのように仮説に至るのか」「どのように先入観を排して認識するのか」については全く方法論を提供できていないと指摘します。そこで左側を「仮説発想」と呼び、その方法論である「野外科学」を提唱してKJ法を開発した訳です。

産業デザインのために作られたフレームワークであるダブルダイヤモンドに非常に近いのも面白いですね。とはいえ、川喜田二郎のW型問題解決モデルは行為全般このプロセスを辿っていると主張している点で主旨が異なります。

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それでは、これが集団になった場合にはどのようなプロセスを辿るのでしょうか?そして、その場合にどのようにナレッジは蓄積されるべきなのでしょうか?コパイロツトで考えていることを、追々ご紹介できればと思います。次回は折角なのでKJ法の哲学について書いていきます。

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