プロジェクトマネジメント・ナレッジマネジメント・組織づくりについて
コパイロツトが日々の実践を通じて考えていることをお伝えするメディア

謹賀新年:2019年、「見えないコパイロツト」元年。

社長は引っこめ──。メンバーたちにそういわれて、私、定金は2018年、クライアントサポートのフロントから外れました。といっても、クーデターが起こったわけではありません。コパイロツトには、バラエティに富んだ人材がいます。その多様性を最大限に活かして、複雑化するクライアントのみなさまの課題に柔軟に向き合うには、もっとフラットで、有機的で、自走的な組織が望ましい。そう考えたメンバーたちからの発案であり、新たな挑戦でした。

もちろん、経営方針を変え、体制を変えるわけですから、相当な負荷がかかります。実際、労力の面でも、メンタルの面でも、大きなハードルがいくつもありました。が、そんなリスクを負ってでも“引っこんで”よかったと、いまは思っています。おかげで2018年は、コパイロツトにとって第2創業期ともいえる大きな成長を遂げた1年となりました。


そして今年、2019年。つぎに私たちが挑戦したいこと。 それは「見えないコパイロツト」としての貢献です。

いまの時代は、テクノロジーのおかげで、働く場所も、時間もフレキシブルになり、多くの仕事が“案件単位”つまりはプロジェクトベースでとらえられるようになっています。それとともに変わったのがチームのあり方です。かつては固定に近いメンバーで動いてきたのが、いまは外部のスペシャリストを交えたりしながら、必要に応じて、必要な顔ぶれでチームが構成されることが多くなりました。

私たちコパイロツトは、まさにその真っ只中にいるわけですが、そこで痛感させられるのは、かつての固定型チームで経験知的に蓄えられていた知恵が十分には用をなさなくなりつつある、ということです。そのつど変わる顔ぶれを活かし、多彩な課題に柔軟に取り組んでいくには、きちんと言語化された、汎用性が高い知恵、すなわち「ナレッジの力」が必要なのです。

数々のプロジェクトをマネジメントしつづけるなかで、そのことに気づいて以来、じつは私たちは日々のビジネス活動のなかから「知恵」を抽出し、精錬して「メソッド」へと昇華させ、活用していく、「ナレッジマネジメントの仕組み」の開発に取り組んできました。過去の経験をきちんと咀嚼し、折にふれて選択肢や解決策としてそっと差し出してくれる「副操縦士(英語ではCOPILOT)」の重要な役割のひとつを仕組み化してきたわけです。いわば「見えない副操縦士」の構築。冒頭の私たち自身の改革がスムーズに進んだ背景に、この仕組みがもたらす解決速度の向上や効率化、安定化があったのはいうまでもありません。


2019年は、このナレッジマネジメントの仕組みを自社だけで運用するのではなく、広くみなさまにもご提案させていただきたいと考えています。もちろん、いままでと同じく、そばに控える副操縦士としても、さまざまなプロジェクトに関わらせていただくつもりですが、それに加えて、この仕組みによって、私たちが居合わせない部分においてもプロジェクトを間接的にお手伝いできたらと思う次第です。


“見える”コパイロツトと、“見えない”コパイロツト。 どちらもご愛顧いただければ幸いです。 今年もよろしくお願いいたします。


2019年元旦

株式会社コパイロツト
共同創業者 定金基


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2018年に投稿したブログのご紹介

上記でお話をさせていただいたように、従来のベースであったプロジェクトマネジメントにナレッジマネジメントの要素を加えて、より強い組織・チームを作るためのお手伝いをさせていただきたいと考えています。

以下では、コパイロツトがなぜナレッジマネジメントに力を入れていて、何を実現しようとしているのかというところを、2018年に執筆したブログ記事の中からご紹介いたします。ご笑覧いただければ幸いです。


1)コパイロツトがナレッジマネジメントに力を入れている理由


テクノロジーの発達により働き方(働く場所・働く時間・組織への所属の仕方など)が複雑化・多様化していく状況においては、これはでは無意識的&暗黙的に各組織に蓄積されていたナレッジを意識的に複雑化・多様化するチームの中に残していくことが不可欠であり、だからこそ、ナレッジマネジメントが従来以上に重要になると考えています。




2)ナレッジマネジメントとはなにか


「情報を蓄積し、その情報からナレッジを生み出し、使いやすいものにしていくことにより、実際の業務や組織をより良いものにしていくための一連の行為」をナレッジマネジメントと定義しています。




3)具体的に何をやるか


目の前の状況を言語化すること、ふりかえること、仮説を投げかけていくこと




4)最終的に何を目指しているのか


私たちが最終的に通じて目指しているのは、単に情報を整理したりナレッジを生み出すということにとどまらず、ナレッジマネジメントを通じて組織の形や働き方を変革して、個々の力が発揮される、より自律的で力強いチーム・社会を作っていくことです。


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